先日、小原会計事務所様にて、幹部の皆様を対象とした「価値観明確化研修」を実施しました。
今回の研修の目的は、自分自身が大切にしている価値観を明確にするとともに、相手の価値観に耳を傾け、お互いへの理解を深めること。
そして、その過程を通じて、傾聴力や質問力を磨いていくことです。
■ なぜ、価値観を明確にする必要があるのか?
私たちは日々、さまざまな判断をしながら仕事をしています。
・何を優先するのか。
・どのような行動を大切にするのか。
・迷ったときに、何を基準に決断するのか。
こうした判断の土台になっているのが、一人ひとりの「価値観」です。
自分の価値観が明確になれば、判断基準ができ、意思決定もしやすくなります。
また、組織においては、価値観を明確にすることが行動指針をつくるための土台にもなります。
ただし、大切なのは、自分の価値観を知ることだけではありません。
相手が何を大切にしているのかを知ること。
ここに、組織づくりにおける大きな意味があると考えています。
■ 自分の当たり前は、相手の当たり前ではない
今回の研修では、自分の価値観を言葉にするだけでなく、相手の話を聴き、その人が大切にしていることや、その背景にある経験・考え方にも目を向けてもらいました。
すると、自分と相手では、大切にしていることが違うと気づく場面が生まれます。
例えば、仕事のスピードを大切にする人もいれば、丁寧さや正確さを大切にする人もいます。
どちらが正しいという話ではありません。それぞれに大切にしていることがあり、その背景には、その人なりの経験や考え方があります。
しかし、相手の価値観を知らなければ、自分の基準で相手を判断してしまうことがあります。
「なぜ、そういう行動をするのだろう?」
「どうして、自分と考え方が違うのだろう?」
そんな疑問も、相手が大切にしていることを知ることで、見え方が変わるかもしれません。
相手を理解するためには、相手を変えようとする前に、まず相手を知ろうとすること。
今回の研修でも、改めて大切にしたいと感じたポイントです。
■ 言葉の定義がなければ、同じ方向には向かえない
組織で仕事をするうえで、もう一つ大切なのが「言葉の定義」です。
例えば、「丁寧な対応をしよう」と言われたとき、皆さんはどのような行動をイメージするでしょうか?
・すぐに返信すること。
・相手の話を最後まで聴くこと。
・間違いがないように何度も確認すること。
・相手が理解できるまで説明すること。
どれも丁寧な対応といえますが、人によってイメージする行動は異なります。
つまり、同じ言葉を使っていても、同じ意味で理解しているとは限らないのです。
だからこそ、組織で大切にしたい価値観を明確にし、それを具体的な行動に落とし込んでいく必要があります。
言葉の意味を共有し、行動の基準をそろえることで、初めて組織として同じ方向を目指しやすくなります。
■ 研修を通じていただいた感想
研修後には、参加された皆様から次のような感想をいただきました。
- 「内容が明確で、とてもわかりやすかった」
- 「自分と相手では、大切にしていることが全然違うと気づいた」
- 「改めて、自分自身の価値観に気づくことができた」
こうした感想をいただけたことを、とても嬉しく思います。
普段、何気なく仕事をしていると、自分が何を大切にしているのかを改めて考える機会は、意外と少ないものです。
また、身近な相手ほど「きっと同じように考えているだろう」と思い込んでしまうこともあります。
今回の研修が、自分自身を知ること、そして一緒に働く仲間をより深く理解することにつながっていれば嬉しく思います。
■ 相手を理解することから、組織づくりは始まる
今回の研修を通じて、私自身も改めて感じたことがあります。
それは、組織づくりというと、仕組みやルールを整えることに目が向きがちですが、その前に、一人ひとりを理解することが大切だということです。
・相手が何を大切にしているのか。
・どのような思いで仕事に取り組んでいるのか。
・なぜ、そのような判断や行動をするのか。
こうしたことを知ろうとする姿勢が、信頼関係を築く土台になります。そして、相手を理解しようとするためには、まず自分の価値観を知り、相手の話に耳を傾けることが必要です。
研修は、知識を学んで終わりではありません。
そこで得た気づきを、日々のコミュニケーションや行動にどう生かしていくか。
その積み重ねが、一人ひとりが力を発揮できる組織づくりにつながっていくのだと思います。
小原会計事務所の皆様、このたびは貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
今回の研修で生まれた気づきが、これからの皆様のコミュニケーションや組織づくりに生かされていくことを願っています。
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